【映画感想】『ひゃくえむ。』全力で走ることの痛みと眩しさ|2か月考え続けてまとめました!【ネタバレあり】

感想・レビュー
映画『ひゃくえむ。』を観てきました。
観た日:2025/10/8(水)
この記事をアップした日:2025/12/31(水)

すっごく心に響く映画で、それだけにしっくりくる感想にまとめることが難しく、
気づけば2か月以上経ってしまっていました💦

本日は大晦日&『ひゃくえむ。』がNetflixで配信が開始される日!
なんとか今年中にまとめられてホッとしました。

なるべく観た時の感覚を忘れないように心がけましたが、
2か月もの間に記憶がだんだんとあやふやになってしまいましたし、
他の人の感想や考察、原作のネタバレにも触れてしまいましたので、
フレッシュさ100%の感想にはなってませんが、よければご覧ください(o*。_。)oペコッ

はじめに:観たきっかけ

原作の存在は知っていて、アニメ『チ。』にハマってからは、
同作者さまの漫画ということで興味はあったのですが、
マンガを読む前に映画化の情報を得まして。
スポーツものは好き&PVなどを見て素直に「面白そう」と思ったので、
「じゃあ映画の方を観よう」となりました。

で、2025/10/8(水)
入場口でシールをもらいました。
公開日が9/19(金)だったので特典が貰えるとは思っておらず、
「まだ入場特典が残っているほど人入ってないの!?」と心配したのですが、
後で調べたらこれは「第三弾」だったのですね。変な心配して失礼しました💦
変にネタバレするのを避けて情報収集していなかったのが裏目にでましたね(笑)

映画を観終わって

思っていた50倍、心が動かされました。

観終わった直後はすがすがしい気分になって、無性に走りたくなりました。
万年ビリの私でも、「今なら颯爽と走れそう!」なんて思ってしまうくらいです(笑)

一方で、観終わってからしばらく経っても、ずっと心がざわざわしています。
主題歌『らしさ。』×『ひゃくえむ。』のコラボMVを繰り返し観るたびに、
登場人物たちの軌跡や気持ちに思いを馳せて、自分と重ねて無性に泣きたくなる。

実際には涙目程度で終わっちゃうんですけどね。
今もそれなりにもがいて生きているけど、
涙を流せるほどの熱意や執着はもう過去のものなので。

でも、作中の彼らはまだもがいている。もがきたくてもがいている。
それが羨ましく、輝いて見えるんですよね。

今まさに“全力”で走っている人には、もっと深く刺さるはず!

冒頭

「その距離は、時間に権力を与える。」から始める冒頭。
『チ。』もこんな感じで、これから重厚な物語が始まる期待をさせてくれるんですよね~。

壁画のような、版画のような力強い絵が、「走り」という歴史の重なりを感じさせます。
ツダケンボイスがまた合う~❤耳が幸せです。

小学生編

箇条書きあらすじ&ざっくり感想

  • 6年生、トガシくんと小宮くんの出会い
  • 現実が辛くて、それをごまかすために走っているという小宮くん
  • そんな小宮くんに対して走り方を教えることにするトガシくん
  • 練習の甲斐あって、運動会の徒競走で1位をとる小宮くん(=初めての成功体験)
  • ちょっと教えただけで結果を出す小宮くん。
    トガシくんの教え方が上手いのか、小宮くんのポテンシャルが半端ないのか、
    はたまたどっちもか・・・。
    いずれにしてもこの出会いが作中日本陸上の歴史を作っていくと思うと熱い!
  • トガシくん、仁神くんと対談&対決。
  • 仁神くんは貫禄たっぷりの中学生。しかし、何やら先行き不穏そうなのが見てとれます。
  • トガシくん、小宮くんからの「ガチの勝負」を受ける
  • トガシくんの勝利!しかし、鬼気迫る小宮くんの雰囲気に何かを感じ取った様子・・・。
  • 雰囲気にのまれたまま、ぎこちなく「また明日」というトガシくん。
  • しかし、次の日に小宮くんが転校したことを担任の先生から聞かされるのであった。

各キャラへの感想

トガシくん登場時点で、100m走全国トップで敵なしのトガシくん。
「自分が1位」であることが当たり前になっていて、クラスメイトに褒められてもサラッと流すクールな性格に見えます。
と、思いきや、「100mを誰よりも早く走れば全て解決する」という信条をもっている。この信条を胸に秘め走っていると思うと、なかなか熱いところもあるようですね。そしてその熱さは、限られた人(走る理由がある人)にしか見せないんですね。だから、走る理由があると判断した小宮くんには明かし、そのうえでコーチしてあげるんだね。
でも、それだけで普通教えるか?という疑問もある。「誰と走っても楽しくない」と言っていたから、「走って楽しくなりたい」「一緒に走れる仲間が欲しい」と思っていたのかな?本人は自覚してなさそうだけど。
何にせよ、小宮くんと二人きりのときの素直な会話や、運動会で思わず小宮くんを鼓舞しちゃうところなんかは年相応な感じがしてかわいいですね。親友じゃん。
と思いきや突然の別れ。
その時の「えっ?」には、前日の「ガチ勝負」で小宮君の雰囲気にのまれていたこともあり、寂しさの他にもいろいろと含まれていそうでした。
小宮くん毒親なんか?ネグレクトなんか??と心配になってしまう風貌と性格をしている。
まだ小学生なのに「苦しいと現実がぼやけるから」なんて理由で走ってるのかわいそう。
トガシくんに出会って、走り方を教えてもらって、運動会で1位を取れて良かったね。ここで「勝つこと」の嬉しさを知ったんだね。そして、トガシくんへのライバル意識を持つんだね。
いいね、親友じゃん!と思いきや突然の別れ。
「ガチ勝負」後の雰囲気や、予告で見た成長後の風貌を見ちゃうとなぁ、
彼のこの先が心配です。
仁神くん予告で気になっていたキャラでしたが、ここで出るとは思いませんでした。
この時点でまだ中学2年生なのに、トガシくんの才能を見抜き、助言まで与える。
予告で見たロン毛よりこの時点での坊主頭の方が貫禄ありまくりで、
あけすけに言えば老けて見えます。
トガシくんといい、やっぱ何かでトップになる人は精神の成長も早いのかな?
まぁ、たくさんの大人と接する機会が多いだろうしなぁ、否応なしの部分もあるんだろうね。嫌なとこリアルだなぁ(; ・`д・´)

中学生編

トガシくんの中学生最後のレースシーンのみ。
トガシくんは中学生の間もずっと全国トップであり続けたようで、ここでも余裕の1位でした。
でも、走り切った彼の表情はなんだか冴えず・・・。

高校生編

トガシくんパート:箇条書きあらすじ&ざっくり感想

  • 陸上の強豪校などではなく、自宅近くの公立校に進学したトガシくん。
  • 中学生の時の表情はこれか~。陸上に対するやる気が無くなっちゃったんですかね?
  • でもトガシくんは陸上界の有名人なので、周りはほっといてくれません。
  • 陸上部で先輩の浅草さんからの頼みで、一回だけ本気走りを見せることになったトガシくん。
  • 走ったことで、何だかやる気が戻ったトガシくん。
    上手く言語化できてなかったけど、要は「走る楽しさ」を感じたんでしょうね。
    目が輝いてたもん。本人が自覚してなさそうなのが愛い(*´ω`*)
    ついこの間まで中学生だった幼さが感じられてかわいらしかったです。
  • 陸上部に入る気にはなったが、陸上部は廃部が決まっていた。
  • やる気になったトガシくんは諦めない!顧問の先生に陸上部延命の約束を取り付ける。
    「大会で結果を出してこい」と。
  • 陸上の大会で男女混合リレーに出ることになったが、今度は選手が1名足りない!
  • 幽霊部員の自宅へ突撃!幽霊部員は仁神くんでした。
  • 予告で見たロン毛仁神くんだ!腰を本格的に壊してしまったことをきっかけに、転校し陸上から離れただけでなく引きこもりに・・・。
  • そんな仁神くんを説得をする陸上部の面々。トガシくんは100m勝負を持ち掛けます。
  • 乗り気ではないのにちゃんと走ってくれる仁神くん。
    記録「12秒」にショックを受け、陸上部復帰を決意。
  • 大会へ向けて練習の日々。青春パートですなぁ。
  • 大会当日。陸上部の男女混合リレーでは1位を取ることはできませんでしたが、
    陸上部は活動継続が認められることに。良かった🎵
  • この辺、なんだかよく分からなかったのですが(ぼーっとしてたのかな?)、
    いつの間にやらインターハイが始まってました。小宮くんと仁神くんが走っててびっくり。
  • トガシくん以外のメンバーは決勝まで進めず。
  • 仁神くんは腰が本格的にダメになってしまい、引退を決意します。
  • トガシくん、4年ぶりくらいに小宮くんと再会します。「今日も勝たせてもらうよ」
  • そして決勝へ…

小宮くんパート:箇条書きあらすじ&ざっくり感想

  • 強豪陸上部のある高校に進学した小宮君。
  • 中学はけがの影響で陸上ができなかったそう。
  • 片道2時間かけて通学しているそうで、陸上への熱意が感じ取れます。
  • しかし、いざ走っても記録が出ない。けがをした足のせいでイップスになってる様子。
  • そんな中、陸上部OBで現役最速陸上選手である財津さんが講演に。
    その財津さんからの言葉でイップスを克服。
    陸上部部長で、すでに注目選手となっている経田くんにせまる勢いの記録を出し始める。
  • そんな小宮くんに「陸上を辞めろ」という経田くん。聞く耳を持たないコミヤくん。
  • 結果、デビュー戦で財津さんの高校生の時のタイムと同記録を出し、一気に注目選手に。
  • 順当にインターハイも決勝進出。そしてトガシくんと再会。「そう、頑張ってよ」
  • そして決勝へ…

インターハイ決勝:箇条書きあらすじ&ざっくり感想

  • 雨の中始まった決勝戦。
  • 全体的に画面が暗く、選手たちも自分のことに集中し無言で、観客の緊張感も高まります。
  • そしてスタート。いざ走り始めると展開があっという間で…、結果が受け入れられないよ。
  • 雨の中立ち尽くすトガシくん。雨音も大きくなり、そして十年後へ…
  • エッこれで高校生編終わりなのΣ( ゚Д゚)!?

各キャラへの感想

トガシくん小学6年生→高校1年生での成長がすごい。中学3年間で子どもって一気に成長するもんね。身体的にも精神的にも。クールな性格だったのが、人当たりの良い爽やかイケメンお兄さんになっています。
先輩と仲良くなったり、一緒に下校したり、部活やったり…。普通の高校生のまっとうな青春してるなぁ(←ほほえましく思う保護者目線の観客☻)
小学生の時は「天才」って感じだったのが、本当に「意外と普通の子」だと思わせてくれます。愛い愛い❤
健全に青春しているシーンは眩しく、陸上で(よりにもよって自分が走り方を教えた小宮くんに)敗北を喫するシーンは辛く・・・。
ってゆうか本当にこれが最初の負けなの?ここまで無敗って本当にすごくない!?
って思うんですが、だからこそあんな土砂降りの中の敗北はトガシくんにとってはオーバーキルになってしまったのでは・・・?とかなりドキドキしてしまいました。
小宮くんとりあえず、ここまで成長できたことに一安心だよ。(←保護者目線再び)
念願であったであろう陸上部にも入れてどんな走りを見せてくれるんだろう~とワクワクしてたらまさかのイップス・・・。
小学生のときの勝負の影響がこんなに長引いてるとは・・・(-_-)
財津さんの言葉をきっかけに克服できたのも、結果を出せるようになったのも良かったけど、それと引き換えかのように周囲に壁を作りはじめてしまったのが解せぬ。
先輩からの心配(?)にも、同級生からの賞賛にも応えない。4年ぶりくらいに再会したトガシくんにも「そう、頑張ってよ。」ってそんな他人事みたいにさ~。
何?トガシくんでももう自分の敵ではないって思ってるってこと?
それとも「勝つ」ことにしか興味を持てなくなっちゃったってことなの??なんで???財津さんの言葉のせい?それにしたって極端すぎない??
薄々思っていたことが財津さんの言葉で確信持てちゃったのかな?
そんな走ることに固執しちゃってさ~~高校1年生で視野狭めすぎでは~~?
無事に大きくなって安心してたのに、別の意味でまた心配になっちゃったじゃ~~~ん!
仁神くん案の定、腰を壊してしまったのね。そして引きこもってしまったのね…。
でも走れなくなった自分が許せなくて引きこもるだけなの、普通にいい子なのでは?破れかぶれになってグレてしまってもおかしくないような…。
(風貌にスラダンの三井くんを重ねてしまった…)
そして、トガシくんに100m勝負を持ち掛けられて、なんだかんだ勝負にのって、真剣に走ってくれるのって、陸上に対してすごい真摯じゃん。
それで引きこもり辞めるし、部長として陸上部引っ張っていってくれるし、
一人で自主練もこなすし…。もぉ~~~~~~ほんといい子!!!
性格や境遇が主人公っぽいし、大会の時にライバル意識むき出しの尾道くんが出てきたり、小宮くんと勝負するシーンがあったりとなかなか好待遇なキャラで、
なるほどこれはPVにメインキャラとして取り上げられるワケだ、と。
最盛期には及ばなかったとしても、やれるだけやったと納得して引退できたようなので良かったと思いました。
経田くん小宮くんが出てくるまでは九州で一番期待されてた子。
私立高校の強豪陸上部で部長も務めているくらいだから文武両道の可能性あるな。財津さんの独特の言語センスのせいで、言われていることが理解できずにタジタジになってるのは高校生っぽくてかわいい。
小宮くんに「陸上やめろ」って言ったシーンは、最初は冷静に話し出してたけど、結局本心を抑えきれずに「恐れ」が噴出しちゃったように見えて、人間臭くてとても良きでした。
声優さんの演技がとても良かった。この映画はトガシくんと小宮くん以外はプロ声優さんを起用していますが、この子が一番それで「良かった」って感じました。
浅草さんトガシくんが陸上に戻るきっかけをくれた人。
純粋に走るのが好きで、でも陸上部は廃部の危機で・・・って普通に焦るし虚しいと思うんだけど、そんなことを微塵も感じさせない、スポーティな明るさがとても魅力的な子だと思いました。

社会人編

トガシくんパート:箇条書きあらすじ&ざっくり感想

  • 時飛んで10年後、トガシくんはプロになっていた。
    が、成績が振るわず契約更新はぎりぎりの崖っぷち・・・。
  • 人事には舐められ、後輩には失望され・・・。
  • 頼りになる先輩の海棠さんからのアドバイスを実践しようとするも、イマイチ飲み込め切れていないような感じ。
  • トガシくん自身、なんとか現状を打開したくてもがいているんだろうけど、うまくいってない感がひしひしと…。
  • そこへきて肉離れ。そしてあっさりクビ(あっさりしすぎて最初よく理解できなかった)。
    世知辛さここに極まれり。
  • ここで、大人になった彼は「仕事」で走ってたんだなぁと実感させられました。
  • 仕事にしてしまった以上、好きとか嫌いとかじゃないんだよね。
    記録を出し続けて、会社から「お金を出してもいい人」って認められないとダメなんだよねって。現実はマジで無情である。
  • 公園で絶望の表情で途方にくれていると、走りの練習をしている小学生が2人。
  • 走り方のアドバイスをくれる素敵お兄さんトガシくん ⇒ 耐えきれず号泣するトガシくん。
  • 予告で印象に残ってたシーン。この状況は…、うん、大人でも泣くわな・・・(納得)
  • しかし、小学生から見たらマジで不審者なので普通にかわいそう。
  • 通報されなくて良かったね << < そりゃそうなるよね頑張ってきたのに報われないの辛いよねかわいそうに(´;ω;`)
  • 夜になり、覚悟がんぎまりトガシくん爆誕。
  • ここで踏ん張らないと二度と走れなくなるという現実を受け入れた上で抗うことを決めたようにも、しがらみが無くなったことで気持ちが軽くなったようにも見える。
  • ここからラストまでずっとカッコいい。

小宮くんパート:箇条書きあらすじ&ざっくり感想

  • 高校1年からずっとトップレベルの選手として成長し続けたのでしょう、
    すっかり日本陸上期待の星に。
  • 小学生のころを知っている観客としては「立派に成長して…(感涙)」のはずだが、
    あれれ~おかしいぞ~~全然嬉しくない( ;∀;)
  • 高校生からここまでずっと周りに壁作って生きてきたんか!?
    イップス克服のきっかけをくれた財津さんにまで塩対応。
  • 記録だけを心のよりどころにしてたもんだから、海棠さんに1回負けただけでメンタルがたがたに。
  • 過去に蹴散らしたトガシくんに弱音を吐露。
  • あのインターハイの日からロクに会話したことなんてなかっただろうに、小宮くんの弱音に応えてくれるトガシくん。
  • 号泣ふっきれ後じゃなかったらあんなに真剣に答えてくれなかったと思うから、
    小宮くんにとってはタイミングが神がかってるね。

日本陸上決勝:箇条書きあらすじ&ざっくり感想

  • トガシくんや小宮くんだけじゃなく、他の選手の顔もしっかり映して、
    各々の緊張をひしひしと感じます。
  • スタートのシーンも各人個性がしっかり描写されてて臨場感がありますね。
  • トガシくんも小宮くんも、走っていくうちに今まで見たことない表情になっていって、
    もう本当に「必死」「出し切る」走りなんだなって。
  • ゴール後に小学生の二人が走ってるシーンが描写されるの、とてもいいですね。
    二人が初心にかえった、ただ走るのが「楽しかった」って思えたっていうのが伝わってくるようで。
  • そして一瞬映る大人の二人の表情→エンディング
  • ラストのすがすがしさの余韻を感じ続けさせてくれる『らしさ』が心地良いです。

各キャラへの感想

トガシくんインターハイでの敗北シーンからの10年後で、すっかり自信なさげでヘラ笑いが板についた社会人に進化した姿をみせてくれました(心配)。
でも実業団で走り続けているんだからこの時点でもう相当すごいはずなんだけどなぁ。同じ環境にいる人たちが成績残したりしてる中、トガシくんはあんまり成績が振るわないままここまで来ちゃったのかな?10年も?そんなプレッシャー、想像しただけで胃が痛いよ(´;ω;`)
今ある立場を守るべく、またもっと良くすべく毎日を過ごしていたのでしょうが、
急な肉離れ&クビ。
公園で号泣するシーンには思わずもらい泣きしそうになりました。
でも、この後に覚悟を決めて、ひたすら邁進する姿にはカッコよさしかなく。
最後のレースでの何にも取り繕ってない鬼気迫る表情には、これまで観客にすら見せてなかった部分も全部むき出しにしているっていうのをひしひしと感じて。
「意外と普通」とか言われてたけど、やっぱり彼は陸上の天才で、
でも人並みの弱さやプライドもちゃんと持ってる人間で、
それでこの物語の主人公をやれるくらい特別な存在なんだってすごく納得しました。
小宮くん記録を追い続ける悲しきモンスターみたいになってしまった。
海棠さんに一回負けただけでメンタルがたがたになってしまうくらい自分を追い込んで…(´;ω;`)
でも、最後には初心を思い出せたようで良かった。
小宮くんはもっとトガシくんに感謝すべきだと思う。
トガシくんはなんやかんや自分で良い道を選択していけてるけど、小宮くんは都度都度、誰か(トガシくん・財津さん)からのアドバイスがないと前に進めていなかったから。
だからこそ、「もう他人に対してそっけない態度とんなよ!!」という気持ちと、「これからはトガシくんの良きライバルとして精進していってください!!」の気持ち。
財津さんにもちゃんと謝って、良い関係を築いていってほしい。
海棠さんイケオジ。見た目も生き様もめっちゃカッコよい。
18歳のときに財津さんに負けて、それから10年以上も負け続けてなお勝つことを諦めてなかったし、実際勝っちゃうんだからカッコよいという言葉で済ませられないほどカッコよい。
30歳を超えて現役となると自身のメンテナンスも大変だろうに、後輩の面倒まで見てくれて、選手としてだけではなく人間としてもカッコよい。
数えきれないほどの挫折や葛藤も乗り越えてきたのだろうということも想像できるので、その精神的な強さもカッコよい。
髪の色や日本人離れしたひげの豊かさから、外国人の血が入ってるのかな~?と思ったりもしました。全然言及無いから妄想でしかないんですけどね!
財津さん母校でスピーチしたのが20歳のときだったから、この時で30歳か。
独特な言語センスと絶対的王者の立場はそのままに、勝ち続ける虚しさを持て余してしまうようになったのでしょう。それを小宮くんにぶつけてみてもそっけない対応されてかわいそう。
海棠さんに負けて引退を電撃発表したけど、本人はある意味救われたっぽいのでまぁ良しとしましょう。そんな心の動きも、登場シーンの少なさゆえかイマイチ分かりにくかったので(映画の時間の都合上仕方ないんだけど)、もう少し掘り下げが欲しいと思うキャラでした。
仁神さん義務教育の時からトガシくんを知っていて、高校では一緒に走って、
そのため作中で他のキャラよりはトガシくんの内面を知ってくれているであろう存在。
そんな人がピンチになった後輩を助けてくれるなんて!なんてまっとうな人間関係!!まっとうすぎて、この作品中ではもう清涼剤だよ(笑)ホッとさせてくれてありがとう仁神さん👏
樺木くんトガシくんを学生時代から追っかけてたことを匂わせてくる後輩選手。
最初はへらへらしてるトガシくんに苛立ってたみたいだけど、途中で覚醒したトガシくんとガチ勝負ができて分かりやすく嬉しそう。
猫撫でてるときに口角めっちゃ上がってて笑っちゃった。猫のおかげなのか、勝負が楽しみなのかは分からないが、絶対外では見せなさそうなキャラが垣間見れました。ツンデレか!
森川くん高校生で日陸決勝にまで出てくる将来有望な子。顔がかわいい。
登場したときは、トガシくんの「人のために走る」発言を引き出すためのキャラなんだな、くらいしか思わなかったのですが、観終わった後に声優さんが気になったので公式HPで確認したらビックリ!
石橋陽彩くん!?『リメンバー・ミー』のミゲルくんの人だ!あののびやかな歌声すっごい好き!!すっかり大人の声になって…(←三度目保護者目線)、と嬉しくなったので書き残しておきます。

まとめ

  • 登場するキャラが魅力的なのに、余白が多かったり心情描写が少なかったりで、想像の余地がありすぎていろいろ考え始めちゃうと無限に時間がたってしまう。
    例えば・・・
    • トガシくんのご家族やコーチは?小学生で全国1位になる子が自己流で走ってるなんてことはまさかないよね?
    • トガシくん、なんで高校で陸上辞めようと思ったの?ご家族はなにも言わなかったの?その割に結構あっさり陸上部入ったし、積極的に動くしもう分からんね。
    • 小宮くん、どんな気持ちでトガシくんに「走り方変わったね」って言ったの?
    • 小宮くん、大人になってなんでそんな排他的な感じになってるの?とか……
  • 『らしさ』で想像膨らむ
    なかなかキャラの心情がわかりにくい作品ですが、『らしさ』がそれを補ってくれている。
    映画を見る前はちょっとさわやかすぎでは?と思っていましたが、実際に映画を観た後でちゃんと歌詞を意識して聞くと、大変素晴らしい曲であるということが理解できました。
    映画では語られないトガシくんの心情を表してくれていると感じる部分が多く、
    特に曲の最後と映画の最後がばっちりシンクロしてて気持ちいい!!
    次観るときは、『らしさ』の歌詞を思い出しながら答え合わせをしてみたいですね。
  • 人生って難易度たけ~~~!!!
    才能マンかつ幼いころからそつなく周りと付き合ってきたトガシくんでも順風満帆とはいかない人生。じゃあ特に秀でているものがあるわけでもない大多数の人間は??
     →現実から逃げるしかない!その勇気をこの映画は与えてくれた!!!私頑張るよ🔥
  • やっぱり原作も読んでみたい!けど…
    映画は映画でとても良きものでしたが、やはり原作あっての映画なので、尊重する意味でも読んでみたいです。
    小耳にはさんだところ、原作では心情もしっかり描写されているし、映画とはキャラの立場や役割や、話の展開が結構違うそうで。
    トガシくんですら、映画と原作では受ける印象が違くなりそうな予感。
    原作は映画より人間の嫌な部分が出ているという情報も得たので、心の準備ができてから臨もうと思います。
    今はまだ、映画の清々しい余韻に浸っていたい…。

長くなってしまいましたが以上です!
ここまで吐き出せたので、これでまた映画を楽しめます(*´ω`*)
読んでくださった方、ありがとうございました!!!

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